プライベートブランド

  • ほんものをたべよう
  • 放牧豚まん

皮と具はもちろん調味料まで、安全な素材にとことんこだわりました。蒸し器でふっくら蒸してどうぞ。

(株)ネージュ

社長の木内 慎佳さん



私も含めて大阪人の好物のひとつが豚まんです。しかし、ちまたの豚まんの売れ行きが最近は低迷しているらしいのです。その理由は、食べるたびにがっかりさせられる豚まんだらけになってしまったからかもしれません。豚肉が臭かったり、皮にまったく味がなかったりします。

昔は冬になると街角で、豚まんをスチーマーで蒸かして売っていました。それらは手作りで、そこそこまともな原料で作られていたからおいしかったのでしょう。オルターでそんな昔懐かしい豚まんを復活できないかと考えていました。

そこで、アイスクリームやアイスキャンデーでおなじみの(株)ネージュで、オルターオリジナル仕様の安全・安心な豚まんを作っていただくことにしました。ネージュでは高度な冷凍技術で、夏はアイス、冬は豚まんを作っておられます。どちらも季節品なので、それを組み合わせた生産をなさっているのです。

「放牧豚まん」は、具と皮の原料すべてにオルターのこだわりを実現しています。具の豚肉は知床興農ファームの放牧豚を使い、野菜はオルターの生産者の無農薬のもの、調味料は(株)かめびしの濃口醤油などを使っています。皮は国産小麦粉と生イーストで作っています。


市販の肉まん(豚まん)の問題点


下記はコンビニで売られている肉まんの原材料表示の一例です。

◆ 原材料名
【具】 たけのこ、葱、豚肉、大豆蛋白、豚脂、玉葱、砂糖、醤油、ポークエキス、生姜、発酵調味料、椎茸、植物油脂、香辛料、食塩、オイスターエキス、マルテトール
【皮】 小麦粉、砂糖、ショートニング、イースト、脱脂粉乳、食塩、調味料(アミノ酸など)、安定剤(カゼインNa、アルギン酸エステル、アルギン酸Na)、カラメル色素、ベーキングパウダー

まるで食べものでなく、何か化学製品のようです。なぜこんなことになるかというと、コスト優先で粗悪な原料を使うため、そしてそれをごまかすために次から次へと手を施さなければいけないからです。

豚肉はできるだけ少ししか使いません。それをごまかすために豚脂で増量してそれらしくみせています。大豆たん白も肉らしくみせる増量剤です。豚肉、豚脂にはエサのポストハーベスト農薬、飼料添加物や動物医薬品の問題が、大豆にはポストハーベスト農薬や脱脂するときに使われるn-ヘキサンなどの問題があります。

野菜は当然農薬使用の慣行栽培です。野菜を炒めるには植物油脂(トランス脂肪酸)が使われます。しいたけは菌床栽培で農薬、化学肥料が使われています。醤油、ウスターソースなどの調味料は、ポストハーベスト農薬のある輸入大豆、輸入小麦、食品添加物などが原料に使われています。

肉エキス、酵母エキス、野菜エキスは、味をごまかすものですが、乳製品、鶏肉、りんご、ゼラチン由来などの粗悪な原料自体の問題やキャリーオーバーの食品添加物が問題です。

アミノ酸系調味料とは脳障害を起こすグルタミン酸ソーダのことです。発がん性が問題になっているカラメル色素が着色に使われています。でんぷん(輸入原料)、パン粉(輸入小麦)は具から液汁(ドリップ)が出ないよう吸着するために入れられるものです。コンビニでは肉まんの見た目を美しくするために使っています。本当なら肉汁のにじんでくるようなジューシーな肉まんの方がおいしいのに、わざわざまずくしているのです。

皮は輸入小麦粉(ポストハーベスト農薬)にショートニング(トランス脂肪酸)、ベーキングパウダー(食品添加物が何十種類入り)で作られます。安定剤としてカゼインNa、アルギン酸エステル、アルギン酸Naが使われるのは、冷凍したあとふんわりとボリュームが戻るように乳化剤として使われています。

かくして、形こそは肉まんですが、到底おいしいとはいえない代物が出来上がっています。



PAGE TOP