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こだわりたまごから作ったマヨネーズ 〜調味料もオルター仕様〜

(有)カンナンファーム


カンナンファーム会長の河南 一夫さん㊧と山口 洋史さん


たまごからマヨネーズまで一貫生産


 兵庫県丹波市春日町の(有)カンナンファーム河南一夫会長は、とことんこだわり抜いたエサを与え、味の良いたまご作りを行っています。さらに、そのたまごを主原料に、調味料も全てオルター仕様でマヨネーズを作りました。


究極のマヨネーズ作り


 マヨネーズの原料は(1)国産菜種油(米澤製油)、(2)国産米酢(河原酢造)、(3)自家製鶏卵((有)カンナンファーム)、(4)赤穂の天塩、(5)種子島甘蔗分蜜糖(新光糖業)、(6)みかん果汁(無茶々園)、(7)ホワイトペッパー(エヌ・ハーベスト)と、全てオルター仕様のマヨネーズです。


風味にこだわったたまご作り


 (有)カンナンファームのたまごは風味豊かなおいしい味を追求した結果、下記のようにエサにとことんこだわっています。
 とうもろこしはPHF(ポストハーベスト農薬不使用)、NON-GMO(非遺伝子組み換え)のトウモロコシをアメリカから個人輸入して使っています。しかも風味を守るため、丸粒トウモロコシを自社で挽き割りしています。主原料のコストはたいへん高くついていますが品質への妥協はありません。
 魚粉は北海道近海で獲れたEPAやDHAが豊富な青身魚(サンマ、サバ、イワシなど)を鮮度の良いうちに粉末処理しています。
 その他、大豆ミール、生にんにく(地元産にんにく。葉・茎・球根とも粉砕し、塩漬けしたもの)、生米ぬか(地元丹波産)、唐辛子(パプリカマリーゴールド系)、カキガラ、天日塩、腐植土を与えています。
化学合成タンパク(DLメチオニン)などは不使用です。
 鶏舎は日光がよく当たる、換気の良い、開放型のケージ飼いです。平飼い、放し飼い、有精卵など様々な飼育方法にもチャレンジしたこともありますが、目指すたまごは作れず、衛生面を考え、現在のスタイルにたどり着きました。
 鶏糞は直接地面に落とすかスクレッパーで地面にかき落とし、他のケージを汚さない構造にしています。床下に落ちた鶏糞は、大型除墳装置を使って毎日2回、鶏舎外へ搬出しますので、アンモニアガスやハエの発生はほとんどありません。
 こうして作ったたまごは、黄身と白身がそれぞれぷるるんと盛り上がり、卵白は無色透明、黄身の膜を指でつまむと持ち上がり、つまようじを刺しても崩れません。香り風味も良いたまごになりました。有名な料理研究家、辰巳 芳子さんも推選しています。


子どものとき食べたたまごのおいしさが忘れられず


 河南 一夫会長は1935年丹波市生まれ、会長のお父さんは戦前たまご商を営んでいました。子どもの頃食べていたたまごは白身が透明で、黄身もしっかりして濃厚な味でした。大人になってもこのおいしかったたまごの味が忘れられず、その味をよみがえらせる試行錯誤を続けることになりました。中学を卒業して、JAの前身おおじ農業会に就職しました。会社勤めをしながら、数十羽の鶏を飼い始め、やがて1957年に河南養鶏を創業するまでになりました。
 1972年、与える飼料によって、たまごの風味が大きく変化することに気付き、さらにエサの改良に取り組みました。
 1993年(有)カンナンファームを設立、2006年には自家挽き割り設備を導入、個人輸入したPHF・NON-GMO
丸粒トウモロコシ給餌を開始しました。このことは日本の養鶏界では画期的な試みです。
 美味しいたまごはエサで決まると、自社農場での完全自家配合を続けています。
 これまでには鶏が病気で半数死んだことや、大水害で鶏舎が全壊したこともありました。それらの困難を乗り越えて、25,000〜27,000羽養鶏の現在があります。品質を考えれば、これ以上羽数を増やす予定はありません。
 これからは、孫娘の夫、山口 洋史常務が会長の志を継いで未来を守っていきます。


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