国の暫定基準値で納得できますか?

オルターの放射能防衛ラインは1Bq/Kgです。
この数値には根拠があります。

オルターの方針

オルターは、1986年のチェルノブイリ原発事故以来、放射能汚染の心配のない食べ物確保に取り組んできた、おそらくは国内唯一の団体です。
福島原発事故以降も、もちろんその方針は変わりません。
医学的根拠の全くない政府の甘い暫定基準値では安心できません。

知恵袋

暫定基準値

  政府の暫定基準500Bq/Kg(野菜・穀類・肉・魚)、200Bq/Kg(飲用水・牛乳・乳製品)は、医学的根拠のない基準です。
 1Bq/Kgの数値の意味と根拠は、2011年6月10日の緊急学習会で説明した通りです。この内容はDVDで視聴いただけます。
 リスクについては、アメリカの学者 ジョン・Wゴフマンの「1万人シーベルト」の推計値で計算しますと、政府の暫定基準値500Bq/Kgでは大人の0.15%にガン死の可能性があります。
2歳以下の幼児の感受性を考慮すると、15%がガン死する危険があります。もしオルターが子ども基準を設定するなら、0.1Bq/Kgにしたいと思います。しかし、現実の測定体制やチェルノブイリの放射能汚染を考えれば、1Bq/Kgを防衛ラインにすることが妥当だと考えています。
 この1Bq/Kg基準を守る具体的な対処法は、さまざまなデータから1Bq/Kgを超える可能性のある地域(福島県、茨城県、宮城県、千葉県、山形県、岩手県、栃木県、群馬県、山梨県、東京都、埼玉県、神奈川県、静岡県、長野県)および汚染の疑いのある海域において、事故後に収穫された農産物、水産物、あるいはその加工品について、検出限界が1Bq/Kgの検査法で不検出というデータがない限り、取り扱わないというものです。

 事故前には、国内の農作物の放射能汚染は、それ以前のチェルノブイリ原発事故等の影響で、0.15Bq/Kg程度のものでした。今回の福島原発事故により放出された放射性物質は、すでに地球を3周以上したと推定されるデータもありますが、今のところ、それらはごく微量で、上記の地域以外では、人為的に移動した藁や牛のようなものを除くと、1Bq/Kgを超える可能性が心配されるものはほとんどないと判断しています。

オルターの心意気

 現在オルターでは、1Bq/Kg以上の汚染の可能性のある地域(府県)の品ものについて1Bq/Kg以下であることを確認できない限り、カタログ上での取扱いを中止しています。汚染が確認された場合、たとえ注文後であっても急遽中止措置を行っています。

 また、放射能汚染の新たな拡大への懸念と、汚染隣接地域における「風評被害」にさらされている生産者を救済するという意味でも、実態をできるだけ正確に早く把握する必要があります。 そこで、1Bq/Kgの精度で測定でき、外部機関に依頼するよりも早く結果がわかる、ドイツ製の放射能測定装置を購入し、独自の測定体制を整えました。この購入費として会員の皆様には、2011年8月1日から1年間、毎週一律30円のご協力をお願いしております。

 そして、長年にわたっていわば親戚付き合いさせていただいてきた生産者の皆様も、守っていきたいと思っております。放射線への感受性は、50歳以上では低くなるということがわかっていますので、安全を考慮して、対象を60歳以上の有志に限って、1〜20Bq/Kg以下と考えられるものについて、生産者応援のために通常発行のカタログとは別に「60歳以上対象(乳幼児禁止)生産者応援企画」のちらしで取扱いさせていただくことにしています。
 乳幼児がいるので食べられないけれど、これまでお世話になってきた生産者の方々を応援したいという会員の皆様には、生産者の方への100円カンパ制度がありますので、ご支援をお願いいたします。

 オルターが扱う昔ながらの抗酸化力のあるほんものの食べもので各自、自分の身を守ってください。

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