国産100%表示…?信じきっていませんか?

小麦や大豆などの国産100%表示は、50%以上の国産品が入っていれば表示が許可されています。
うっかり文字通り信じきってはいられません。

「国産品の誤解」

国産とはどういうことなのでしょうか。
私たちが期待するのは文字通りの100%ですが、コムギや大豆は最終製品に50%以上の国産品が使用されていると「国産100%」と表示できるのです。
これが誤解を生む一番の原因です。

知恵袋

コムギの100%表示に関して

 政府管理下の小麦粉は製粉会社が国産コムギを購入する際、輸入コムギを抱き合わせに購入させられ、製粉会社は常に国産・輸入両方を抱えます。これらは粉挽き歌を歌いながら1,000人のお婆ちゃんが粉挽きするわけではなく、最新の製粉機で製粉されます。一粒のコムギは76通りもの製品に分別、再配合されて、うどん用、パン用などになります。その過程で、国産と輸入の区別もなく混ざり合うのは当然の結果ともいえます。
 問題なのは最終製品に50%以上の小麦粉が含まれておれば「国産」と表示できるのです。そのような粗悪な「国産」ものは、通常価格の数分の一の価格で販売されています。

豆腐の材料国産100%表示に関して 

 豆腐屋が表示する国産大豆もコムギの場合と同様に、国産大豆が50%以上使われていれば「国産大豆」と表示できる仕組みになっています。このような「国産」表示は業界では慣例のようになっており、農水省、厚生省も国産原料が50%以上で輸入物の混入が50%未満であるならば「国産」表示をしても良いと認めています。たとえば原料に国産大豆が50%以上使われて、中国産が50%未満ならば国産表示は可能です。消費者にはあまりにも紛らわしい表示と言わざるをえません。

オルターの心意気

 オルター取扱いの小麦粉は正真正銘の国産100%で、どんな人が、どこでいつ作ったものかが、全て分かるようになっています。
そして、当然ながら漂白されていないので、市販のものと比べると白さが違います。漂白され、不自然な白さに光る市販品に、無農薬で植物性材料100%で作られた色粉(小松菜の粉、紫芋の粉、カボチャの粉)を水分添加して練り合わせると見る間に色の退色が起こります。オルターの小麦粉では美しい色が現れるのは言うまでもありません。
 オルター取扱いのパン業者は全て、生産者の分かるコムギで美味しい、しかも安全なパンを作っています。100%ほんものの国産コムギのパンを食べられるのはすばらしいことではないでしょうか?

 オルター取扱いの豆腐は全てオルターの最高の安全水準を誇る生産者の大豆からできています。
 また、豆腐や豆乳を作るときにできるおからは、現在では需要が少なく廃棄されることが社会問題となっていますが、オルターでは、養鶏業者が鶏のえさとして買い上げ、さらにここでも安心安全な卵や鶏肉を生産することにつながっています。

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