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2019.07.30 オルター通信1604号
危険な海産物はごく一部

危険な海産物はごく一部
「食品と暮らしの安全」No.363 2019.7.1 発行
魚の放射能汚染(下)より転載

今、海産物の放射能はほとんど「不検出」で、福島沖の魚も、大部分が出荷されています。
2018年度以降の最新データをお知らせします。

■ 福島沖の魚もほとんど出荷

事故から8年が経った今、太平洋はもとより、東日本の太平洋沿岸で獲れた海産物も放射能はほとんど「不検出」になっています。
2015年3月のイシガレイを最後に、福島沖で獲れた魚のモニタリング検査では、基準値の100ベクレル/kgを超えた魚はいませんでした。食品汚染が減ってきていることは事実です。
しかし、今年1月末、広野町沖で獲れたコモンカスベから、放射性セシウムが160ベクレル検出されました。2016年8月に出荷が解除されていましたが、再び出荷がストップしました。
今、コモンカスベの他に出荷制限されている福島県沖の海産物は、サクラマス、カサゴ、ムラソイ、ビノスガイです。
これ以外の海産物はすべて出荷されています。

図1

コモンカスベも出荷をストップした後は、ほとんど不検出のようです。とはいえ、放射能値が高い個体が急に見つかった原因は不明なので、同様の可能性は否定できません。

■ 福島の海で獲れた魚

政府の基準では「安全」でも、1kg当たリ1ベクレル以下を目指す「1ベクレル連合」の団体としては、簡単に安全のお墨付きを与えるわけにはいきません。
東日本の太平洋沖で獲れた海産物で、値が高めの魚種は何か、2018年度以降の最大値を紹介します。
福島沖で獲れた魚で、最大値が10ベクレル以上のものは下の表の通りです。
コモンカスベ以外に、ヤナギムシガレイ、クロダイが比較的高く出ています。
アイナメの最大値は10ですが、事故前年は0.093でした。
まだ汚染度が100倍も高いわけで、放射能の影響力がいかに強いかがよくわかります。

図2

■ 岩手から千葉の海

福島沖以外の太平洋沖では、数値が出た魚は、ほんの少しです。最大値が2ベクレル以上で、まだ注意が必要な魚を紹介します。
千葉県の九十九里沖で獲れたスズキからは23、宮城県の山元町沖で獲れたクロダイからは19ベクレルと、比較的高い値が検出されているので、避けたほうが無難です。
事故前の海水魚の最大値は0.17。福島から離れた千葉や宮城沖で獲れた魚でも、まだ100倍以上の汚染が残っていることになります。
また、岩手沖から千葉沖で獲れたヒラメ、ブリ、カレイ、アナゴ、ボラにも2ベクレルを超える個体がいるので、用心しましょう。

■ 大半は安心して食べられる

表に載せた魚以外は、東日本の太平洋沖で獲れたものでも、安全になっています。
マグロ、カツオ、サケ、サンマ、サバ、イワシ、アジ、イカは、2ベクレル以上は検出されず、平均値が1ベクレル未満。日本人がよく食べる代表的な魚は、漁場にかかわらず、安心して食べられるようになっています。  (小若)

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