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2019.07.23 オルター通信1603号
低用量ピル(OC・LEP)ガイドライン批判

低用量ピル(OC・LEP)ガイドライン批判
高リスク者では37人に1人が血栓塞栓症に
薬のチェック編集委員会
「薬のチェック」No.84 Vol.19 Jul.2019より転載

≪まとめ≫
・ 低用量ピルは、エストロゲン(E)とプロゲステロン(P:黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンを低用量(L:Low-dose)で組み合わせた製剤です。
・ 経口避妊剤として自費(保険診療外)で用いられていましたが、2008年から月経困難症の症状改善に保険適用となり、血栓症を起こしやすい年齢層(40歳以上)に多用されています。低用量ピルの服用で起こる重大な血栓症の5分の4はいわゆるエコノミ一症候群など静脈系の血栓症です。
・ 低用量ピルを服用すると、特に開始後3か月以内は危険度が12.6倍と高く、その後、徐々に危険度は減ってきますが、1年以降は長期にわたり(5年、10年と)5倍以上の高い危険度が続きます。血栓塞栓症の半数以上が服用開始後7年以降に起こるので、短期間に害がなくても決して安心できません。
・ 低用量ピルの服用を10 年続けると330~110人に1 人の確率で血栓塞栓症が起こります。40歳を過ぎると危険度が格段に高くなり、40代で服用を開始した人が10年間続けると74人に1人発症という高頻度となります。
・ エストロゲンは動脈でも静脈でも血液を固まりやすくします。細い動脈内で血栓が生じると血圧が高くなり、血圧が高くなる人は血液が凝固しやすく、静脈血栓症も起こしやすいのです。
・ 高血圧症の人が低用量ピルを服用すると、血圧が高くない人の約2倍血栓症を起こしやすいので、血圧が高くなく、低用量ピルを服用していない人のほぼ10倍起こしやすいことになります。
・ 日本産科婦人科学会の2015年のガイドラインでは、WHOガイドラインの「絶対禁忌」を「原則禁忌」、「原則禁忌」を「慎重投与」と読み換え、高血圧をはじめ、喫煙者、肥満者、片頭痛のある人など、高リスクの人への安易な使用を推奨しています。

結論:低用量ピルに関するガイドラインは、高リスクの人への安易な使用を誘導していて危険

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