どうなっている? ヤマザキパンの添加物
オルター通信1251号 記事
主食として歴史と伝統のあるパン。
しかし、パンが健康にいいという話は聞きません。
業界No.1「山崎製パン」の健康度を調べました。
(「食品と暮らしの安全」誌 2012.6  No.278より転載)

◆【食パン】抗てんかん薬が極微量
 パン生地改良剤「臭素酸カリウム」は、世界中で使用が禁止されている食品添加物ですが、日本では残留が確認されないことを条件に食パンへの使用が認められています。
 有毒で発ガン性が確認されているので、使用しているのは最大手のヤマザキだけです。
 臭素酸塩はパーマ液の2剤に使用される物質で、1剤でタンパク質の分子結合を切り、2剤で再結合させて、新たな髪の形を保ちます。
 同じことをパンで行えば、少量の小麦粉をふくらませて、まるでパーマのように食パンの形を保つことができます。
 ヤマザキの食パンの柔らかさは、パーマ液の効果だったのです。
 食パンのパッケージには臭素酸カリウムについての注釈が書かれているので、使用しているかどうかを見分けることができます。
 価格が高い「芳醇」「サンロイヤル」などに臭素酸カリウムを使用して、安価な「モーニングスター」に使用していないのは、「添加物は品質を向上させるために使用するもの」という、ヤマザキの姿勢を感じます。
 臭素酸カリウムは、食パンを焼くときの加熱で分解され、臭化カリウムになります。
 この物質は、イヌへの抗てんかん薬として使われています。ただし、ネコには危険すぎて使えません。
 ごく微量なので人へのリスクはないのですが、不使用の食パンが買えるのに、臭素酸カリウム入りをわざわざ選ぶ必要もありません。

◆【ランチパック】合成保存料使用
 秋葉原に専門店ができるほど人気なのが、「ランチパック」シリーズ。年間約4億個も製造されています。
 ミミを切り落とした食パンを袋状にして具を閉じ込めたサンドイッチで、種類が非常に多いのが特徴です。地方の特産物を使用した地域限定品もあります。
 具として惣菜が入っていることも多いのに、冷蔵ではなく常温で売られ、保存性を高める合成保存料(ソルビン酸K)や、リン酸塩が使用されています。

◆【ハンバーガー】リン酸塩入リ
 ハンバーガータイプの調理パンにはリン酸塩が使用されています。

◆【ソーセージパン】合成保存料使用
 ソーセージやハムを使った惣菜パンは、品質保持のために合成保存料とリン酸塩を併用したものがほとんどです。

◆【ホイップクリームパン】リン酸塩入り
 下の4つの菓子パンに共通しているのは「ホイップクリーム」を使用していること。ここにリン酸塩を入れてクリームのふわふわ感を維持しています。

◆【菓子パン】各種添加物使用
 「ナイススティック抹茶クリーム&つぶあん」には、ソルビン酸Kが使用されていましたが、リン酸塩が見当たりません。問い合わせると、原材料の「イーストフード」にリン酸塩が含まれていました。
 「pH調整剤」「膨脹剤」にもリン酸塩が隠れているので、表示に注意してください(「食品と暮らしの安全」誌 246号に関連記事)。
 トップメーカーが添加物を減らさないと、パン全体の健康度は改善しません。
 チョココロネにはソルビン酸K、白いコロネにはメタリン酸Na、うぐいすパンには合成保存料が使用されています。

◆ベーカリーショップは?
 ベーカリーには、店舗で生地から手作りする店と、冷凍生地を焼く店があります。
 安価な焼きたてパンで拡大を続けるベーカリーカフェ「ヴィ・ド・フランス(VIE  DE  FRANCE)」はヤマザキの子会社が運営していて、ほぼ冷凍生地を焼く店です。
 少々高くても、「イーストフード、乳化剤」無添加の神戸屋をお勧めします

 (中戸川)



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